GUATEMALA コーヒー農園視察記④
コーヒー農園にて乾燥までの精製工程が終わったコーヒーが向かう先は、、、
来ました‼︎ 【DRY MILL】と呼ばれる工場です。
ここは乾燥されたコーヒーが集められ、さらに種の外の殻をキレイに精製して、出荷する所までを行う工場です。私たちコーヒーロースターが焙煎をする前の生豆の状態にしている所です。
コーヒーがすごい高さまで積み上げてるな〜なんて思っていたら、トラックからありえない光景が。
1袋、70kgです。それを2袋ずつ運び出し、走ってそのまま細い板を登っていきます。みんな裸で汗だくでした。。。
私たちが輸入された生豆を荷受する時は、2人で1袋持って運んでいます。これは本当に、本当にビックリしました‼︎
工場内には精製待ちのコーヒーがこんなにあり、工場内の説明を受けながら進んでいきます。
この写真、袋と袋の間に空の袋が挟んであるのが分かるでしょうか?
これは工場を管理しているスタッフが農園や、ロットを区別するために仕切っているそうです。
それではここから精製工程を紹介します。
まだ殻がついた状態のコーヒーを機械にかけて精製していきます。
ロットごとに袋を機械に開けていきます。
写真中央の柱の中がベルト式エレベーターのようになっており、コーヒーがすくい上げられていきます。
まずは、脱穀機を使用して生豆だけが機械から出てきます。
次に生豆のサイズを仕分ける機械へ、
穴の空いた網が細かく揺れて、振動により仕分けられていきます。
細かい石なども落とすことができ、キレイに仕分けが可能です。
何段階も精製機械にかけられてサイズの揃ったコーヒーは最終工程へ向かいます。
生豆がベルトコンベアーに乗って出てきました。まさかのハンドピックです‼︎最後は人の手なんですね。
石や欠点豆を自分たちの目で探します。
大量の生豆を処理しているので結構なスピードで、初めての我々は正直全然ついていけませんでした。
そしてキレイな麻袋に詰めて終了です。
袋の下の台が計量器になっていて、正確な量を詰めていました。
専用のミシンで止めて出来上がり‼︎
分かりやすく紹介しようとするとシンプルになってしまいますが、農園と同じくこの工場でも工程数は多く、機械では出来ない重要な部分は手作業で行っていました。
工場の上にはカッピングルームがあり、いろんな農園のサンプルが集められていました。
写真左、ヒゲのおじさんがヘッドカッパーと呼ばれる方で、コーヒーの選別を担っており、この中から選ばれた高品質なものが、BICYCLE COFFEEに紹介されています。
私たちも一緒にカッピングに参加しました。
10種類以上のコーヒーをテーブルに並べ、それぞれの香り・フレーバーを意見し合います。
甘かったり酸っぱかったり特徴的なコーヒーもあれば、美味しいけどあまり特徴がないコーヒーや、とても似ていてなかなか差のつく表現ができないコーヒーなどなど。。。正解はないけど面白いことに好みはみんな別々だったりもします。
2テーブル20種類以上をみっちり約2時間のカッピング。
普段使っていない頭をフル回転させたので、結構疲れました。
いつもペダルだけはフル回転です。
つづく。