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GUATEMALA コーヒー農園視察記③

その日の収穫が終わると、真っ赤に完熟したコーヒー、黄・緑と未熟なコーヒーチェリーの仕分け作業をします。

仕分けが終わり、袋に入ったコーヒーチェリーを農園内の精製工場に運びます。50kg程の袋を、男性だけでなく女性も背負っています。これには驚きました‼

そして、階段を上がった先に計量所があり、コーヒーチェリーの重さが書かれた紙を受け取ります。この紙が何キロ収穫したかの証明、つまり報酬となるのです。

計量が終わったコーヒーチェリーは、そのまま階段の上から大きな貯水槽に移されます。

ここでの精製方法は水洗式(ウォータープロセス)と呼ばれている方法です。

精製過程で水を使うことで葉っぱなどの不要な物は浮き、石など重い不要物は沈み、除去されます。

時間をかけながら次の水槽に少しずつ移され、実が少し柔らかくなってきたところで、果肉除去機

機械が回ります。どんどん出てきます。

上からチェリーが丸ごと投入されて種だけ出てきます。まさに水洗式‼って感じがします。

果肉除去と言っても、コーヒーチェリーの中は大きな種で埋まっており、果肉は少なく皮をむくというイメージです。

この機械たち、水力で動きます。

私たちが宿泊したゲストハウス含め、農園内の施設では夜しか電気が使えないようになっていました。

昼間にiphoneの充電をしようと思っても、充電できませんでした。充電できない事をすごく不便に感じてしまった自分が少し残念だったりして。。。

果肉除去された種は発酵槽に移されます。

丸一日発酵させることで、酸味や甘味がより深くなり、フルーティーなコーヒーとなるのです。

種は次の機械へ水と一緒に進みます。ドラム缶のようなサイズの機械が回転して、この中でさらに粘液質の実をとり種をキレイにしていきます。

実が洗い落とされた種は、大きなコンクリート広場に移されて乾燥させます。

天日干。この農園での作業は乾燥で終了です。天候に左右されず、人手がかからない乾燥機を使用する農園が多いそうですが、品質は手間と時間をかける天日干の方が良くなります。

定期的にかき混ぜて均一に乾燥させていく事で、程よい水分量の生豆となるのです。

ここまでの工程の多さ、労力。

なんというか、うーん、、、簡単には言い表せませんね。

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