POINT6 Peopleを巡る旅⑥ 地球一蹴、ちゃりんこ世界一周編
第6回目となるPOINT6 peopleはこの方!
小口良平さん。(写真はご本人の旅の記録よりお借りしました)
ご存じの方も多いと思いますが、小口さんのプロフィールを改めて。
小口良平さん、自転車冒険家。
2007年から約9年をかけてオーストラリア、東南アジア、東アジア、ヨーロッパ大陸、アラスカからパタゴニアまでの南北アメリカ大陸、そしてイスラム過激派の影響が色濃い、エボラ出血熱が蔓延する西アフリカも含めて、実に157カ国 155,502kmを巡る。
9年、155,502km、自転車で地球一周....
正直、僕なんかはイメージも出来ないほど壮大な冒険をしてる方。
今回は、長野伊那市のバイクショップCLAMPさんを通じて、リアル冒険家小口さんにPOINT6を試して頂いた感想をブログで紹介して頂きました。
ぜひご覧ください!
以下原文ママ。
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人間の手は、-7℃の中に3時間放置しておくと、凍傷が始まるらしい。
最低気温マイナス15℃の長野県は諏訪。
諏訪湖のもたらす放射冷却現象により、県下でも有数の寒さを誇る。
幼少期を思い出すと、今よりずっと寒かった。
手袋をはめていても、学校に着く頃には霜焼けで手が真っ赤になっている。
こんな記憶が懐かしい。
末端神経が一番温まりづらくて、凍傷になりやすいことを実感したのは、旅して4年目を迎える東欧だった。
厳冬期の東欧、その年はうん十年ぶりの大寒波で、ニュースの速報では、「死亡者80名、避難者600名」と流れていた。
その中を40日間、キャンプ生活をして過ごした。
平均最低気温マイナス20℃。
最も下がったときはマイナス31℃。
生まれて初めて見たダイヤモンドダストは、そんなときだった。
吸い込む息で、肺が痛い。
空気中の酸素はおろか、僕の肺の中の酸素まで凍りつくようだった。
冷えた手を温める息のせいで、余計に手を凍らせてしまいそうだ。
この限界での挑戦でひとつの目安としていたのが、手の色だ。
肌色から赤、紫、黒となったときは切断。
紫をドクターストップの目安として、その限界までのチャレンジ。
なんとか40日間走りきった代償は、安くはなかった。
その後、気温40℃近いエジプトに飛んだにもかかわらず、2ヶ月近く霜焼けのような痺れが残った。
そして、この東欧のチャレンジのときから目指していた場所に、僕は今後立つことになる。
「南極点到達自転車走行」
約50日間かけて1,130㎞走った先にある南極点の標高は、2,835m。
気温はマイナス40℃にもなるらしい。
末端神経だけは絶対に冷やせない。
その教訓を肝に、僕は今、最高の極寒装備を探している。
今回、サンウエスト様からご提供して頂いたソックスで、故郷の長野県は霧ヶ峰高原で試してみた。
標高1,700m、気温はマイナス15℃。
練習には悪くなかった。
僕が極寒地において気をつけていることのひとつに、「汗」がある。
水分は速攻凍りつき、凍傷の原因になる。
今回使用させてもらったPOINT6で気に入ってる点は、「保温性を保ちながらの通気性」だった。
ただ単に温かければいいと言うわけではないことを、身をもって知った。
そして「伸縮性」。
足の血流を上げるために、常に足の指先を動かす。
その運動を損なわない伸縮性は、地味だが重要なこと。
極地ではどんなことにも省エネが求められる。
どんなに極寒に耐えれる寝袋でも、底冷えをさせないマットの存在が必要なのと一緒のように、どんなに優れた保温性を持ったブーツでも、足そのものの体温を損なわせないソックスが大切なのだ。
POINT6のソックスのおかげで、南極に挑むのが楽しみになってきた。
その他の環境で、POINT6を試させて頂いた。
晩夏、秋口でのサイクリングや、タウンユースで。
評判通り、消臭効果が高いのは、長時間履いたり、高温多湿での環境で試したことによって実感できた。
そして、「オシャレは足元から」
これこそあらゆる環境に適したと言える理由ではないだろうか。
これからもあらゆる環境でお世話になるソックスだ。
ひとつ、文句を自分に言わせてもらうなら・・・
「8年半の自転車旅中の東欧で出逢いたかった!」
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いいかがでした?
世界中で様々な経験をしてきた小口さんのインプレは過酷な環境でのリアルな視点が随所にみられますね。
今回、小口さんに使用してもらったモデルはこの4タイプ。
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